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わたしの受験勉強法

大学院入試までの勉強法②

多元数理科学研究科1年の金堂です。前回の続きです。まだ前半を読んでいない方は、ぜひそちらもご覧下さい。

今回は、6月、7月、入試直前、直後のそれぞれの勉強法について、ひとつずつ書いていきます。

 

6月

この時期は、とにかく入試の過去問を解いていました。まだまだ自分には足りない知識があると思い知らされながらも、前に進むことしか考えていませんでした。何年分もこなしていると、学生間でも解決できない問題に出会うと思います。そのようなときは、先生方に質問してヒントを頂いていました。頂いたヒントを繋げつつ自分なりの証明をつくることで、問題を自分のものにしていきました。

また、この時期は願書の提出にも時間を削がれました。願書の取り寄せや写真の撮影、その他書類の記入はもちろんですが、最も時間がかかったのはやはり「学習研究計画書」です。

2022年度前期課程募集(第1次募集) - 名古屋大学大学院多元数理科学研究科・理学部数理学科 (nagoya-u.ac.jp)

にある第一次募集の募集要項によると、

卒業研究の内容、興味を持って勉強している内容、これから勉強したいことを所定の用紙に記入の上提出すること。

とあります。今勉強していることと、8月以降や大学院で学びたいことを書けば良いのですが、私はなかなか筆がのりませんでした。なぜなら、私の大学の数学科は卒業研究がそもそもなかったからです(まず、数学科のほとんどは卒業研究がないと思います)。4年次ゼミというものはありますが、それもまだ始まって2,3ヶ月。今勉強していることは何か、と問われても、何十行も書くことは難しいです。そのため、力を入れたのは「大学院で勉強したいこと」でした。もちろん、4年次ゼミで勉強していた内容も書きましたが、このテーマがどれよりも書きやすかったです。特に、私は学部の頃に研究をしていたのもあって、その研究の概要、発展性、課題などを論文のアブストラクト風にまとめて提出しました。研究をしていなくても、このテーマであれば書くことは山ほどあると思います。大学院に進むということは、学問のどこかに魅力を感じ、より深く学びたいという気持ちがあるのでしょうから、その思いを綴れば十分な文章量になると思います。最後に少し重要な話をしておくと、博士後期課程に進学するかどうかを付け加えておくと良いと思います。決断するには早いですが、今のところ進学する意思があるかないかだけでも伝えておくと、後々指導教官に迷惑がかかりません。

 

7月

7月に入ります。6月とは違う緊張感に襲われていたのを覚えています。特に去年は、試験が急遽オンラインになったこともあり、対策のしようもない試験に一時期諦めも感じていました。しかし何もしないのも気持ちが悪く、友人と行っていたゼミは輪講形式から口頭試問対策に移行しました。何が出るかも分からない状態で試験時間のみ伝えられていたため、学部1、2年で扱った教科書の定義とやさしめの命題を1から確認し直す作業をひたすら続けるほかありませんでした。また、事務的内容を聞かれるかどうかも教えられていないので、多元数理科学研究科を選択した理由や研究のビジョンなど、様々なパターンを用意して簡潔かつ明瞭に答える練習をしていました。今のところ、今年の多元数理の試験は選抜方法が「筆記試験」となっていますが、変更される可能性も考慮して、対策の開始を早められるように心がけておくと良いと思います。

よく言われることですが、この時期はメンタル面の管理も大事です。私の場合、試験がオンラインと伝えられる以前は単調に過去問をこなすだけでした。朝起きて、過去問を解いて、夜寝る。の繰り返しです。大学院入試が余裕に感じられない人の中には、同じような日々を過ごしている方もおられるかもしれませんが、生活習慣はできるだけ乱さないようにしましょう。一日の中で、確実に心休まる時間を作るのも良いと思います。例えば、食事中は動画を見て頭を使わないようにするとか、寝る前に好きな本を読む、などです。そんなことをせずとも平気な人もいると思いますが、知らないうちにストレスは溜まっているものなので、やってみて損はないと思います。私自身、それが原因で病気を患った経験がありますので、みなさんも気を付けてください。

 

入試直前、直後

入試直前は、口頭試問で聞かれると思われることを頭で再生して答える、という練習をしていました。かなりの時間を対策に削いだので自信はあったのですが、オンラインで、かつ顔合わせもしたことがない十何人もの先生方に見られるというプレッシャーに耐えられず、落ち着いていられませんでした。そんなときは、友人と通話するのがもっとも緊張をほぐすのに効果がありました。友人のおかげで、ある程度緊張せずに試験を乗り越えることができました。試験対策に付き合ってもらったり、緊張をほぐすために通話してくれたりと、友人には感謝しかありません。

他の大学院には詳しくないのですが、多元数理は試験の翌日に合格発表があるので、余韻に浸る暇もありませんでした。合格を確認したのち、すぐに自分の専門の勉強に取り掛かりました。せっかく基礎を固めて大学院に進学しても、専門の実力がついていなければ意味がないので、その点は念入りに勉強していたのを覚えています。また、自分が研究したい問題について、4年生のうちに明確にし、4年次の指導教官に相談しておくと、進学した後ですごく楽になると思います。

入試後からM1になるまでの約半年間における、勉強や大学院の先生とのコンタクトについては、また記事で詳しく書きたいと思います。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。選抜形式が去年と今年で異なるということもあり、あまり参考にならなかったかもしれませんが、私の経験をもとに記事を書いてみました。まだ過去問で解けない箇所がある人も、友人や先生を頼るなどして完璧な答えを作るように努力すれば、早いうちに類似した問題も解けるようになるはずです。入試まで約1か月、自分に足りない部分を埋めていき、万全を期して試験に挑みましょう。応援しています。