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名大生の一日

大学院生の研究生活(心理学専攻の場合)

こんにちは。大学院環境学研究科 心理学講座 修士1年の平子 真里絵です。

私は大学院で研究を始めてから、間もなく1年が経とうとしています。

今回は、日ごろ大学院生が、どのように研究に取り組んでいるのか、心理学専攻の私の生活を紹介したいと思います。

「名大生の一日」というカテゴリですが、「名大生の一年」の紹介になってしまうこと、悪しからずご了承ください・・・。

 

まず最近の私は、「心理学会の大会」が今年の半ばに開催されるので、そこで研究成果の発表をするための準備を進めています。

私は「認知心理学」という分野で、「懐かしい記憶」の研究をしています。懐かしい出来事を思い出すことは、心理的に良い効果をもたらすことが、過去の研究で報告されています。そのようなことを踏まえ、過去の研究で明らかにされていない研究知見を生み出せるよう、努めています。

 

研究室のデスクの様子

  

研究に関して、これまでどのようなことを行ってきたか、振り返ってみます。 


<9月頃まで>

  1.  記憶に関する様々な論文を読み、セミナーの時間や空いた時間に、指導教員や周りの院生と話し合いを重ねる中で、自身の研究テーマを決定する(「記憶」分野の中でも特に「懐かしい記憶」について研究していくことに決定)。
  2. これまでに発行された、懐かしさに関する研究論文を幅広く読む(主に海外の論文)
  3. これまでの研究で何が明らかになっていて、逆にどんなことが明らかにされていないのかを考える

 

<10月~12月>

  1. 研究計画および、結果の仮説を立てる
  2. 調査に用いる刺激材料(Webの調査媒体や、紙媒体の調査用紙)を準備する

 

<1月>

  1. 懐かしい記憶に関する調査を、名大の学部生を対象に実施する
    • 心理学の授業を受講していた学部生に、「Web調査」と「紙媒体の調査用紙への回答」に協力してもらいました

 

<2月>

  1. 調査結果を分析する(統計分析ソフトを使って実行)
  2. 結果を考察する
    • 仮説通りの結果が出なかった部分についても、なぜ出なかったのかを考察し、次の研究に生かします
  3. 学会の大会で研究成果を発表するにあたり、自身の調査内容の「要約」を作成する
    • 内容を400字以内にまとめ、大会の運営に提出します  

以上のようなことを、指導教員や周りの院生と、日々話し合いながら行ってきました。

 

研究以外の時間は、授業やセミナーに出席したり、TA(ティーチングアシスタント)として、学部生の授業の補助を行ったりしてきました。

授業は講義形式のものだけでなく、ディスカッション形式のものもあり、発表者が、授業のテーマに沿った論文をスライドにまとめて発表し、その内容について、指導教員と受講者全員で議論するなど、意見交換も活発でした。

大学院修士課程の1年生は、授業の単位をいくらか修得する必要があるので、研究と授業のバランスを上手く取ってやっていくことが大切だなと個人的には感じました。

 

これから3月末にかけては、学会の大会ウェブサイトに掲載される、大会発表論文の作成に取り組みます。その後は発表資料を作ったり、発表練習をしたりしながら、大会当日を迎える予定です。

 

高校生の皆さんも、将来的には、大学院への進学を考えている方もいらっしゃるかと思います。皆さんが今後の進路を考える上で、大学院生の研究生活について、少しでも参考になれば幸いです。