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小川君から見た名大のイベントーアイデアピッチコンテストー

受験生の皆さん、こんにちは。小川高広です。今日は先日開催された2017年度「アイデアピッチコンテスト」についてお伝えします。
 アイデアピッチコンテスト?初めて聞いた方もいるかもしれません。このイベントは、名古屋大学が名古屋を中心とした東海地域の企業などと開催しているビジネスプランやビジネスアイデアを競う大会です。今年は名古屋大学で開催されました。この大会に出場できるのは東海地区(愛知県・岐阜県・三重県)にある大学や名古屋大学と産学官連携(大学、企業、行政の三者が連携し、協力すること)の分野で交流のある大阪大学の学生です。学部生はもちろん、大学院生やポストドクター(大学院を終えて、研究職などを探している研究者のこと)も出場できます。名古屋大学のような国立大学の学生のみならず、私立大学の学生の方々も多くみられ、出場者の在籍する大学は様々でした。今回は19組が出場し、熱い戦いが繰り広げられました。

出場した学生の皆さんは様々なビジネスプランやアイデアを出してきました。起業することを前提にしたビジネスプランをはじめ、企業と提携した新事業のアイデア、または、社会に貢献できるような視点から考え出されたもの、学生イベントや地域の活性化で社会全体を明るく盛り上げるためのアイデアなどなど、多種多様なアイデアばかりでした。

このアイデアピッチコンテストでは、名古屋大学やこのイベントに協力している企業などから、いくつかの賞も用意されていました。優秀賞を獲得したアイデアには、マーケティングや検証などを経て、事業を実現させるための支援が受けられるようになっています。

もし皆さんが、このイベントに出場するとしたら、どのようなアイデアを出しますか?審査員の方から、注目を浴びていたビジネスプランやビジネスアイデアを簡単に紹介します。

ある私立大学のチームでは、衰退する日本の祭りと地域社会を守ることをコンセプトに、地域の祭りに参加してくれる若者探しと、祭りに参加したい若者の両者について、ネットを活用した両者のマッチング支援サービスを挙げました。このアイデアは人口減少によって地方が衰退し、それと同時に伝統文化である祭りも失われている現状を、打開するために生まれたアイデアだと説明されました。また、ただ単に若者が祭りだけに出るのではなく、祭り以外の地域の活動にも参加し、地域との関わりを持ってもらえるような工夫も考えられていました。若者のアイデアや行動力で地域に活力をもたらし、地域の活性化につながるようなことなども具体例として挙げられており、衰退する地方が話題の昨今、貴重なアイデアだなと聞いていて思いました。

このほかには、人工土壌のアイデアもありました。すでに、人工土壌は砂漠地域での農業を進めるために一部では実用化されています。しかし、多額の費用がかかることや扱いにくいことなどの問題があります。少しでも費用を安く、そして扱いやすいものを普及させ、農業が難しい地域でも農業ができるようにすることや、砂漠の緑化などを目標に、世界中に広げていきたいと出場チームは話していました。私は今回初めて知ったのですが、名古屋大学では実際に人工土壌に関する研究をされている先生や研究室があるそうです。名古屋大学の研究は本当にすごいと思います。環境や農業に関する最先端の研究が行われ、世界の問題に立ち向かっています。

さて、今回紹介したイベントは毎年開催されています。応募すれば、誰でもこのイベントの様子を見ることができますし、もちろん出場することもできます。受験生の皆さんも、名古屋大学に合格し、学部生になったら、ぜひ参加してみてください。学部生も出られますので、もしアイデアがあれば、みんなの前で発表してみてはいかがでしょうか。もしかすると、世界を変える大きなチャンスを得られるかもしれません。

名古屋大学は、学生の皆さんが「ビジネスを始めたい!だけど、どうすればいいのか全くわからない」そのような学生を最大限サポートしてくれます。起業したい学生向けに、Tongali(とんがり)スクール(尖がった人材を育成しようとの願いが込められた名前がついています)という講義やイベントが行われています。ビジネスプランの作成や会社設立時の注意事項、関係する法律などなど、しっかり教えてくれます。名大は日本のモノづくりの中心地である東海地方にあるため、産業界との関係も非常に深く、学生の起業にも力を入れていて、皆さんのやりたいことを応援してくれます。研究はもちろん、それだけではなく、起業しようと考え、チャレンジする学生を応援してくれる名古屋大学は、とても魅力的な大学だと思います。

(写真 イベントの様子、授賞式の様子、Tongaliスクールのポスター)