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短期日本語講座-留学生サポートボランティア

みなさん、こんにちは。小川高広です。今日は以前名古屋大学東山キャンパスで行われた短期日本語講座についてお伝えします。

この短期日本語講座は名古屋大学の国際交流を担当する部署などが主体となって開講されました。中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、ベトナム、オーストラリア、フランスなどから28人の短期留学生が約2週間、東山キャンパスで短期間の日本語プログラムを受講しました。日本語の学習や日本文化に関する講義、日本人学生へのインタビュー体験と、そのインタビュー結果をまとめた発表会など、受け身ではなく、能動的な学習も取り入れられました。また名古屋大学で行われている最新の自動運転技術研究の見学や博物館への訪問などの教室の外での学習も行われました。もちろん使用言語はすべて日本語です。難しい日本語の単語と格闘しながら、留学生の皆さんは辞書を使いながら、熱心に毎日学習していました。

 

私は日本語サポートボランティアとして今回参加し、留学生の皆さんの日本語学習を支援しました。そして、講義の一環として行われた日本人学生に対するインタビューにもインタビューを受ける側として参加しました。学生の皆さんからの質問は、日本人の就職活動や宗教観、名古屋市のごみの分別、デパートなどで販売されている福袋など多岐に渡りました。特に留学生の皆さんは、日本の就職活動について興味を持ったようです。日本特有の現象の一つとして、卒業予定者がみんなで真っ黒なリクルートスーツを着用し、一斉に就職活動するスタイルを不思議に思ったようです。また最近流行している内定をサポートする塾や日本企業の福利厚生、日本企業の特徴の一つでもある年功序列などについても話しが及びました。留学生の中には今後日本に留学し日本で就職したいと考えている人も多く、そのためにいろいろ学びたかったと言っていました。

この講座が修了する数日前にインタビューについての発表会が開催されました。今回学習した日本語の成果も込めて、インタビュー結果を日本語でまとめた留学生は、とても緊張した様子で発表していました。それぞれの留学生が自身の関心をもとに行った日本人学生へのインタビューは、教科書には載っていない、「日本の姿」について知る機会となったと思います。発表を聞いていた私はどの発表も興味深く感じました。私たちが海外へ行った時も同じようなことがあると思いますが、日本に住んでいる日本人には当たり前過ぎて、日ごろ気が付かないことがたくさんあります。しかし、留学生にとっては不思議の宝庫だったようで、その不思議は日本らしさを感じられる魅力の一つになっているようです。また今回講座に参加していたほとんどの留学生は、生まれて初めての日本であったため、日本の生活はかなり新鮮な印象を与えたようです。このような体験が新しい発見を生み、文化の理解や交流につながっていくと思います。

                         

今回の講座はある程度の日本語能力を持った海外の学生を対象とした講座だったため、日本語学科専攻の留学生が多く、全体的な日本語のレベルは驚くほど高かっす。また一部の留学生が日本語学科でもなく、日本に住んだ経験もないにもかかわらず、流暢に日本語を操っていたことには驚きました。なぜそれほどにまで日本語を使えるようになったのか、気になったので尋ねてみると、日本のマンガやアニメが大好きで日本に興味を持ち、マンガやアニメを見ながら毎日勉強し、独学で日本語を覚えていったそうです。独学で学んだとは本当に驚きました。

この留学生に限らず、今回の短期講座に参加していた留学生の多くは日本に興味を持ったきっかけとして、日本のマンガやアニメを挙げていました。留学生の中には日本の工業製品がきっかけという留学生もいましたが、日本のマンガとアニメの影響力に驚くばかりでした。私は日常生活でマンガやアニメは見ないので、海外に住んでいる留学生の皆さんの方が詳しく、日本のマンガやアニメについて教えてもらいました。日本人なのに知らない、、、変な感じでした(笑)。

ここ数年、クールジャパン戦略として日本政府や民間企業などが協力し、世界各地でアニメやマンガを含む日本の文化を紹介する事業を行っています。これらの活動を通じて、さらに多くの方々が日本に興味を持って欲しいと思いました。

 

今回の講座の2週間はあっという間でした。留学生の皆さんを見ていると、初めは照れながら日本語を使っていましたが、この2週間で日本語を使うことに自信を持ったように見受けられました。いくら机の上で日本語を勉強し、頑張って学習していても、やはり日本に来て実際に体験することにはかないません。その場所の空気や人々と接することでいろいろなことが学べます。世界的には英語が事実上の世界共通語となり、私たちも勉強しています。世界各地で使用されている中国語や使用人口が多いスペイン語についても学ぶ人が多いようですが、日本語も世界に広まって欲しいと思います。留学生の皆さんには今後も日本語の学習を続け、チャンスがあれば、日本を代表する大学の一つである名古屋大学に留学し、自分の国や地域と日本とを結ぶ懸け橋になって欲しいと思います。

 

受験生の皆さんの中には将来留学を考えている方もいると思います。名古屋大学では海外で学びたい学生のために、様々なプログラムを用意しています。単位の互換制度や奨学金制度、英語の講義も積極的に行われています。もちろん英語以外の外国語教育も充実しています。またキャンパス内には多くの留学生がいます。みなさんは、名古屋大学の東山キャンパスに来たことはあるでしょうか。時間があれば、平日のキャンパスに足を運んでみて下さい。留学生の数に驚くと思います。特に在籍学生の半分以上が海外からの留学生で占められている大学院国際開発研究科では英語や中国語などが飛び交っていますし、他の大学院でも学部にも多くの留学生がいます。例えば文学部には日本文化を学びに来た留学生が多く、工学部には最新の技術を学びに来た留学生が多くいます。東山のキャンパスで留学生と触れ合い、英語の講義などの教育を通じ、海外に行かなくても留学気分が味わえるのも名大の大きな特徴だと思います。もちろん海外に留学したい人には様々なプログラムがありますので、入学後利用してみてはいかがでしょうか。海外へ行ったり、名大で留学生と触れ合ったりすることで、自分の可能性が広がり、新たな道が切り拓けるかもしれません。