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施設見学レポート

新学期が始まり約一カ月!この季節は東山キャンパスが特にきれいですよ~

受験生のみなさん こんにちは 小川高広です。新学期が始まり、みなさんはどのような学校生活を送っていますでしょうか。受験生ということで、気持ちが重くなっているかもしれません。または早く大学生になって、勉強したり、留学したり、いろんなことにチャレンジしたいと思っているかもしれません。まだ、どの大学に進学しようか決まっていない受験生のみなさんや、もしかすると、受験はまだ先だよ~という高校1年生の方もいるかもしれません。

様々な気持ちで新学期を迎えているかもしれませんが、進路を決めるに当たり、大事にして欲しいことがあります。それは、自分が一番やりたいことにチャレンジできる道に進んで欲しいということです。最近は、大学へ進学することが当たり前になりつつあります。しかし、大学だけが選択肢ではありません。仕事につながる技術を身に付けるために、専門学校で学ぶという道もあります。今までお世話になってきた親や家族に仕送りがしたいから、就職する。それもありだと思います。または、興味のある伝統芸能や職人の世界を目指し、修行の道を進むのもありだと思います。例えば、日本の国技といわれる相撲の力士の方々のように部屋に弟子入りするというのもあります。自分のやりたいことなら、その道に進むことが一番です。とはいっても、まだ何をやればいいのかわからない。とりあえず、大学に「でも」行ってから考えよう!というアイデアもあると思います。どの道を選んでも正しい道です。まさに十人十色です。だから余計に難しいかもしれません。自分で選んだ道に進んだとしても、やはり別の道に行きたいと考え、進路を変えることも、それはそれで、正しい道です。

 時間は有限です。限られた時間を有意義に過ごすため、保護者や先生方などとしっかり話し合い、あるいは自分で様々な進路関係のイベントに行って、大学の担当者の方々から話しを聞くなど情報を集め、進路決定の参考にして欲しいと思います。そして、受験や就職などのための勉強のみならず、高校生活を楽しんで下さい。せっかくの高校生活です。勉強も大事ですが、部活や趣味、家族や友人、先生と話す時間も大事です。いい思い出を作って下さい。そのためにはどうすればいいのか、新学期が始まりましたので、ちょっと考えてみるのもいいかもしれません。

 

さて、少し話しが長くなりましたが、もし、受験生のみなさんに、どこの大学がお勧めですか?と聞かれたら、私ならなんと答えるか、ちょっと考えてみました。日本には700以上の大学あります。多いと思いましたか?少ないと思いましたか?短大や専門学校などを含めるとさらに多くなります(興味のある方は文部科学省が発行する「文部科学統計要覧」をチェックしてみましょう。インターネットでも閲覧できます)。

私がみなさんにもし聞かれた時の答えは、、、「自分で考えましょう!」と私なら答えます。みなさんを応援する意味も込めて。意地悪な~と言われるかもしれませんが、自分で情報を集め、しっかり考え、そして選ぶ。他人から押し付けられてその道に進むと、楽しくなかったり、何となく大学生活を送ってしまうことになるかもしれないと考えるからです。自分で選ぶことが大事だと私は思います。しかし、どうしても教えて下さい!と言われたら、、、私は迷わず「名古屋大学!」と答えます。名古屋大学にはご縁があり、何年もお世話になっています。知り合いの先生や職員の方々も多くいますし、友人もたくさんできました。

私が名古屋大学を勧める理由は、まず充実した教育や研究環境が整っていること、それが大きな理由です(詳しいことは名古屋大学のウェブサイトや、大学発行のパンフレットなどに書いていますので見てみましょう)。そして、みなさんに名古屋大学を勧めるもう一つの理由として、これはあまりパンフレットなどには書いていないと思いますが、緑が多い美しいキャンパスがあることを挙げたいと思います。私は名古屋大学の東山キャンパスが大好きなのです。キャンパスが美しい?名古屋大学の東山キャンパスに来たことがない方にはあまりわからないかもしれませんね。しかし、一度来たら、その意味が分かると思います。

 

以前、このCheers!でも触れましたが、名古屋大学には三つのキャンパスがあります。読んだことのない方のために、おさらいを込めて簡単に紹介しましょう。まず一つ目、医師を養成する医学部医学科や医学部附属病院があり、近代的な建物が立ち並ぶ「都会」のような雰囲気がある鶴舞(つるまい)キャンパス。この鶴舞キャンパス南側には桜が植えられており、春はとてもきれいです。名古屋を代表する公園、鶴舞(つるま)公園が隣接し、桜の名所としても有名です。東山キャンパスのそばにある東山動植物園が出来る前は、ここに動物園があったそうです。二つ目、看護師をはじめ放射線技師や作業療法士など医療現場を支える人材を育成する医学部保健学科がある大幸(だいこう)キャンパス。ここはナゴヤドームやショッピングモールのそばにあり、便利なところです。東山キャンパスからは地下鉄に10分ほど乗れば、最寄り駅の「ナゴヤドーム前矢田」に着きます。

そして、最後に東山(ひがしやま)キャンパス。ここは大学本部や医学部以外全ての学部が集まるキャンパスです。東山というその名の通り、名古屋の中心地域から東の丘陵地に位置しています。周辺は東山動植物園などの公園もあります。東西に広がる東山キャンパスにはたくさんの木が植えられて、山もあれば、きれいな芝生もあります。新緑の季節は特にきれいです。また、入学試験の結果が掲示される豊田(とよだ)講堂や事務局の裏は「森」になっています。ここは昔、鶴舞から医学部や病院が移転するための用地だったそうです。結局、当時は地下鉄もなく、交通の便が悪いことなどの理由で移転は実現せず、そのまま自然が残る形になっています。

 

ところで、受験生のみなさんは「ハナノキ」という名前の植物を見たり、聞いたりしたことがありますか?もしかするとホームセンターなどで同じ名前の木を見たことがある方もいるかもしれません。おうちの庭や道路の街路樹などに植えられることもあるそうです。しかし、それは厳密に言うと「ハナノキ」ではなく、「アメリカハナノキ」と言って、その名の通り、外来種なのです。ハナノキとは親戚のような関係にありますが、別のものです。

実は、ここでみなさんにお話しする「ハナノキ」はなんと絶滅危惧種なのです。そんなハナノキが東山キャンパスに植えられているのです。最後にこのハナノキについて紹介します。

毎年、秋から冬にかけて、ノーベル賞の受賞者の発表があります。昨年は日本に関係するイギリス人作家が文学賞を取り、話題になりました。みなさんもご存知のとおり、名古屋大学に関係する先生方がこれまで6人受賞されました。東山キャンパス内には、ノーベル賞受賞に関係する展示施設がいくつかあり、名大と縁のある先生方のノーベル賞受賞について学べる訳です。

先ほど出てきたハナノキは、ノーベル賞関連施設の一角に植えられています。東海地方に縁のある植物を植えてみてはどうかという話があり、どのような木がいいのかを検討し、絶滅危惧種の「ハナノキ」を選んだのでした。おそらく、少しでも絶滅の危機から救い、後世に残したいとの想いがあったと思います。しかし、その木が植えられているところから、直接持ってくることはできません。絶滅危惧種ですし、気候風土も異なるところに持ってくることは、木に大きなストレスを与えます。また、葉や根に付いている土などが、他の植物にとって好ましくない病気や害虫を持っていることもあります。そこで、関係機関と連絡を取り合い、様々な問題を解決しながら、無事にハナノキがキャンパスの一角を飾ることに成功しました。

ここで余談ですが、東山キャンパスには「花の木」というレストランが農学部の近くにあります。学生食堂というよりも、先生方やお客様がよく利用するレストランです(もちろん学生も利用できます)。ハナノキと直接関係があるかはわかりませんが、学内のレストランにきれいな名前を付けた背景には、自然を大事にしたいと考える名古屋大学の想いがあるかもしれません。名大のキャンパス内に絶滅危惧植物があるとは、驚きですね。

今日は進路の話から、キャンパスの話をしました。みなさんもぜひ、名古屋大学のキャンパスに遊びに来て下さいね。許可なく建物に入ることは出来ませんが、キャンパスの遊歩道は自由に散策できます(図書館や博物館、ノーベル賞関連の資料が展示している施設は受け付けを済ませれば、誰でも入ることができます)。みなさんが名古屋大学に入学し、友人をキャンパスに連れて来たら「きれい!」と言ってくれると思います。また、講義で疲れた時に、緑あふれる環境に癒されることもあると思います。名大生自慢のキャンパスをみなさんも入学し、味わってみませんか。

(写真の説明 経済学部や教育学部にある桜、中央図書館から眺めた緑、図書館前、国際開発研究科前、情報学部前、理系地区学生食堂前、環境学研究科前、農学部内の実験用の木々、鶴舞公園から見た医学部附属病院や鶴舞キャンパス南側の夜桜、大幸キャンパスの桜、坂田・平田ホールからの景色、ノーベル賞関連施設の案内表示、ES総合館前のハナノキ、ハナノキの葉)