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学生からみた授業

佐井くんから見た授業-医師になるまで vol.4

こんにちは。医学部5年生の佐井です。前回までは科目ごとの内容を書いてきましたが、今回は医学科の独特な(?)時間割について書きつつ、名古屋大学ならではの特色を紹介していこうと思います。

 

週によって受ける科目が違う

みなさん小学校から高校まで、「火曜日の2限目は数学、3限は...」といったように時間割がしっかり決まっていて、毎年それにしたがって生活してきたと思います。他学部も、私が聞いた限りでは、「1限が線形代数、2限が量子力学で...」と、自分で選択した科目を半年間、毎週同じ時間に受講しているようです。ちなみに大学は1コマが90分なので、午前2コマ、午後2コマないし3コマになっています。

さて、名大の中でも特殊(だと私は思う)な医学科の時間割の説明をするにあたって、シラバスを見てみましょう。週ごとの違いが顕著なので、今回は4年生の時間割を使って、説明していこうと思います。

 

4年生の時間割

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


詳しく知りたい方はこちら
9ページを参照してください。

 

 

そもそも医学科には履修登録がありません。すべてが必修科目で、全員が同じ講義や実習をひとつの部屋で受けます。2年生から4年生までは各学年に講義室が割り当てられていて、実習を除いて移動教室もなく、毎日を同じ部屋で過ごすので、大学生らしい生活というよりかは高校までの生活に似ています。席は自由ですが、なんとなく同じところに座る人が多いので、決まっているようなものですね。4年生の最後に選択必修という形で6科目30コマ分の講義を選ぶ時期があるにはありますが、やはり学年全員が一緒に過ごす時間のほうが長いです。

さて、本題の時間割についてです。基本的には2コマずつということが多いので、午前と午後で1日2科目受ける日が多いのですが、日によっては4コマとも同じで1日1科目だったり、1コマずつで1日3,4科目だったりとまちまちです。上の画像で抜き出したところだと、4/4から始まる週の火曜日(つまり4/5)は1限から4限まで『疫学と予防医学』で、翌週(4/12)は科目が変わって『環境・労働と健康』が同じく1限から4限までです。5/24(火)は1限が『循環器』、2,3限が『消化器』、4限が『感染症』と1日に3科目受けることになります。ころころ変わって大変そうに見えるかもしれませんが、教室は同じなのでとくに負担はありません。

それぞれの科目のコマ数もまちまちで、3コマで終わるものもあれば、vol.2で紹介した肉眼解剖なんかは実習も合わせると80コマ以上です。1年生のときに受けた全学部共通の科目は15ないし30コマだったので、他学部のコマ数とはだいぶ違うのではないでしょうか?大部分の試験はそれぞれの科目が終わるたびに実施されるので、試験の時期も期末とは限りませんし、1科目の単位認定に複数の試験が課せられていることもあります。試験時間も90分のものから3時間以上のものまでと様々で、80コマともなると出題範囲もかなり広いです。そのため、試験は1日1つになるよう学生代表と各科の教授との間で日程が調整されますが、それでもなかなか試験勉強は大変ですね。

 

名古屋大学ならではの多彩な講師

基幹大学である名古屋大学では、日本そして世界をリードする研究が行われています。たとえば、腎臓内科学講座の教授でもある松尾清一総長は、日本人の腎臓の働きを評価するための新しい基準である『推算糸球体濾過量』の計算式の策定にご尽力されました。それまで欧米人の基準から推算していた腎機能を、より日本人の特徴に合わせたこの基準は現在全国の病院で広く使われています。また、腫瘍病理学講座教授の高橋雅英医学系研究科長は、内分泌腫瘍の一種であるMEN 2型(多発性内分泌腫瘍症2型)をはじめ、複数の疾患の原因遺伝子となっている『RET遺伝子』を突き止め、現在も研究を進めていらっしゃいます。こういった研究室により、最先端の成果が講義では提供され、また希望すれば学生も研究室に所属し研究の一端を担うことができます。

また学外の研究者による講義が多いのも、名古屋大学ならではだと思います。京都大、大阪大、東京医科歯科大、横浜市立大など他大学からや、国立感染症研究所、国立長寿医療研究センターなど国の研究機関、そして、厚生労働省や名古屋市といった行政からも、特別講師としてたくさんの先生がいらっしゃいます。名古屋にいながらにして、全国のさまざまな話が聞けるこの環境はやはり恵まれているなと感じます。

 

まとめ

すべてが必修で教室も同じという、一般的なキャンパスライフとは違った医学科の生活について今回はご紹介しました。また、中部地区をリードする名古屋大学ならではの魅力が伝わっていれば幸いです。夏にはオープンキャンパスもありますし、ぜひ体感してみてください。


バックナンバーはこちら

vol.3 組織学・病理学

vol.2 解剖実習

vol.1 共用試験