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学生からみた授業

大石くんからみた授業~実験編~

受験生のみなさんこんにちは!名古屋大学理学部化学科の大石です。最近無事希望の化学科に分属されてとても喜んでおります。さて、今回は実験編という事で、僕が1年のうちにやった実験について話していきます。お付き合い下さい。

 

理学部では1年前期に物理学実験or生物学実験、後期に化学実験or地学実験をとることができます。僕は前期に生物学実験、後期に化学実験をとったので、そのお話をしていきますね。

 

【生物学実験】

座学の講義室とは違った実験用の部屋で授業をします。実験は2人1組、もしくは4人1組の班になって顕微鏡や試験管に囲まれながらです。白衣を着て、ちょっとウキウキしながら臨んだ記憶があります。

 

この実験内容は高校の生物テキストに載っているようなものを実際にやります。代表的なものでいえば、植物の重力応答や細胞分裂の観察などでしょうか。他にも、ニワトリ胚発生過程におけるプログラム細胞死の観察や、ペーパークロマトグラフィーによる光合成色素の分離なども高校生物履修者には馴染みがあると思います。

 

また、特に印象に残って いるもので、「メダカの観察」というものがありました。タイトルだけだと小学生の自由研究みたいですね笑 名大の近くに「東山動植物園」という施設があって、そこのメダカ館で観察しました。気分は遠足。しかしやはり名大生、レポートはきっちり書きます。「メダカを含め多くの動物では雌より雄の方が派手な見た目であるのに、人間では必ずしもそうでない理由の考察」のような課題がセットでレポートが出されました。(この課題答えられますか?)

 

この実験の特色は、当たり前ですがどれも「生物」にかかわることであるということです。なのでもちろん人によっては受け入れられないこともあると思います。例えば、鶏の有精卵から雛をピンセットで取り出したり...。そういうのがどうしても無理だっていう人は受講しないほうが幸せかも知れませんが、全体として(好きな人には)とても楽しい時間になるでしょうし、基本的な器具の使い方やレポートの書き方の練習にもなるのでおすすめです。では生物学実験はこの程度で。

 

【化学実験】

生物学実験と同様にペアで与えられた実験をこなしていきます。実験自体は(人によると思いますが)とても楽しいです。未知試料の入った試験管を渡されて「さあ、何が入ってるかな?」という分析や、アセチルサリチル酸の合成などとても"化学"らしいことをやります。特にこのアセチルサリチル酸の合成では、生成した結晶がとてもキラキラ光っていて達成感が溢れてきた記憶があります。でも、その分レポートはとても大変でした。多い時ではA4用紙20枚くらいの容量になりホッチキスで留めるのも一苦労。(学年が上がるとこんな比ではないそうですが...) 

レポート提出の前日には「実験レポート終わらない」が理学部生の挨拶みたいになってたり笑 でも、前にも言いましたが、"No pain No gain"、逆に言えば"the pain is the gain" です。しんどかったり大変だったりすることほど、そこから得られるものはたくさんあると思います。実際に、レポートを書く技術のようなものはこの化学実験でかなり身につきました。イメージ的には生物学実験でレポートの初歩ルールを、この化学実験ではそれにプラスしてレポートを書く「基礎体力」を培ったように思います。理系たるものレポートや論文からは逃げられません。それならいっそ、他人に自慢出来るくらいのものが書けるようになりたいものですね。というわけで、化学実験の項目もこのあたりで。(少し脱線してしまいましたが...)

 

さて、ついでといってはなんですがレポートについてちょくちょく喋ったので、最後にその事についてちゃんと話そうかなと思います。

実験レポートに関していうと、順に「目的」「実験操作」「結果」「考察」を中心に書いていきます。このうち一番重要なのが最後の「考察」です。

考察では、実験から分かることなどを書き連ねていきます。また、実際にやると分かりますが、予期せぬ結果が得られることがしばしばあります。その原因を考えてまとめるのも考察ですね。想像力が試される部分でもあるかもしれません。

これまで生きてきてレポート自体今までにあんまり書いたことないよって人が大半かと思います。何を書けばいいのか、体裁、参考文献の探し方など、最初は分からないことばかりで大変かもしれませんが、根気強く書いていればいいレポートが自然と書けるようになってきます。その練習という意味でも、是非実験は履修して欲しいなと思います。

 

というわけで以上です。レポートの話ばかりで、実験の楽しさがあまり伝えられなかったかも知れませんがそこは大学生になってから自分で味わって下さい!実験の時に撮ったきれいな写真を載せておくので、これで少しでも惹かれてくれるとうれしいです。それでは!!