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学生からみた授業

高橋くんから見た授業-大学の勉強と高校の勉強の違い

学部にもよりますが、大学の勉強は高校の勉強とリンクしないところが多いです。経済学部の専門科目や教養科目の大半がそうです。ですから大学を高校の延長と考えないほうがいいです。

例えば、フランス語は英語との関連要素が強く、同じ意味の単語でスペルが似ている単語やまったく同じ単語もありますが、英語と違って名詞が男性名詞、女性名詞の2つに分けられます。そのほか、主語によって動詞の活用が異なったり、文法も前未来、複合過去など英語にはない概念が出てくるのでとっつきにくいです。同様に経済学部の専門科目である簿記は商業高校に通っていた生徒でない限り、高校の勉強と全く関連はありません。簿記では当座預金や支払手形、手形の裏書などを習いますが、こういった言葉を身近に感じる人はあまりいないと思います。預金なら大抵の人は普通預金でお金を銀行に預けているので、当座預金を利用することはあまりありません。このほか専門科目として学ぶマクロ経済学やミクロ経済学でも経済学を初めて学ぶ人にとって理解しにくい概念が出てくることがあります。経済学をはじめとする社会科学は自然科学と異なり、「実験」を行えないという点が難しい理由の1つです。例えば、ある製品の価格が上がると市場はこう変化する、消費がこれだけ変化すると所得はこのように変化するといったことは数式やデータを使って分析するしかありません。理科の実験のように現象を自分の目で見て感じることができないところが社会科学の特徴です。

ですが、高校の勉強とリンクする分野に関しては高校の時と見方が変わったり、新たな面に気づくこともあります。自分の場合、高校時代は世界史があまり好きではありませんでしたが、大学で経済史の勉強をするようになってから世界史の勉強が面白くなりました。それまでは学校の教科書しか世界史関連の本を読んだことがありませんでしたが、担当の先生が授業で使う教科書を読むようになってから歴史に対する考え方が変わりました。人によって色々な見方があるのが歴史の面白いところなので、今では大学の図書館にある経済史日本経済史・西洋経済史関連の本を借りて毎日読んでいます。