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学生からみた授業

大石くんから見た授業-Disney as a cultural teacher

こんにちは。理学部2年生の大石です。僕の学科では2年次の時間割に余裕があり、専門の授業が午前に集中しているので、お昼ご飯を食べてからぽかーんと時間が空いてしまいます。
「せっかく時間あるし英語の勉強しよう!」と思いたって、シラバスをペラペラめくっていると面白そうでしかもオールイングリッシュの授業を発見!早速担当の先生にメールしてみました。僕の拙い英文では上手く伝わらないんじゃないかと不安でしたが、「正規履修は間に合わないから単位は出せないけど、教科書なら余分に用意出来るしぜひ来なよ!」的な内容の返信が。喜び勇んで早速講義に向かいます。
最初に受けてみた感想としては、面白いのですがやはり日本語の講義とは違うところが多々あるなぁと。今回は講義内容だけじゃなくてそんなところも交えて話していきますね。よろしくお願いします。
 
この講義名は"Disney as a cultural teacher"といって名前の通りディズニーについて学んでいきます。ディズニーといえばミッキーですよね。ミッキーがみんなに愛されている理由を文化的・生物学的観点から考察したり、ミッキーを含め主要なキャラクターはどんな象徴を持っていると考えられるのかということを学んだりします。
例えば、みなさんはミッキーが登場以来だんだんと姿を変えてきたことを知っていますか?脚は短く、頭部は大きく、顔つきは丸く。この形態的変化にはいったいどんな意味が込められているのでしょうか?
他にはディズニーによるおとぎ話のリメイク版についての考察など。オリジナルと全く話が変わることがあって、そこからディズニーが何に着目して制作していたのかを学んだりとなかなか今まで知る機会のなかった知識をたくさん得ることが出来ました。
 
ここまで少し紹介したように講義内容もすごくすごく面白いのですが、それ以上に先生の進め方、学生の雰囲気が他の講義とはかなり違うなという印象を受けました。それでは箇条書きで以下にあげていきますね。〈Disney class〉と〈General class〉に分けてみます。後者は僕の経験した(主に理系の)授業なので主観たっぷりですが悪しからず。
 
授業の進め方
〈General class〉
たくさんありますが、例として2つあげますね。
まず、高校までのように板書式のもの。この良いところはノートに書く過程で自分の理解が進むということです。字を追っているだけだと"分かったつもり"になりがちですから。
もうひとつはパワーポイント型。 これは、講義の内容を詰めたスライドで先生が説明していくというものです。板書する分の時間もかかりませんしスムーズに進むやり方ですけど、速くてついていけないということが起こりがちです。
 
〈Disney class〉
上に述べた二つのうちの後者に近いのですが、ビデオを見ながら進めていきます。何のビデオかなんて言わずもがなですよね。もちろんディズニー映画です。「スケルトンダンス」に始まりリメイク版の「三匹のこぶた」や「みにくいアヒルの子」などなど、たくさんのフィルムを観賞しました。
もちろんただ見ているだけでなく、 合間合間に先生が一時停止のボタンを押して「この場面はなんでこんな音楽を使ってるんだと思う?」「子豚の服装から三匹がそれぞれ何を象徴してるのか想像できるよね!どうかな?」なんて普通なら何も考えないようなところに意味を見出していきます。
この授業のおかげで視野が広がったのか、小説を読んでる時にも少しだけ前より深読みしちゃうようになりました。
 
教科書
〈General class〉
復習やテスト勉強に利用します。僕はあまり予習はしませんでした。しようがしまいが授業で解説してくれるので、それで十分だと思ったからです。教科書に沿った授業が展開されていくと言えるかもしれません。
 
〈Disney class〉
まず、講義では教科書はほぼ使いません。だからといって教科書が必要ないかと言うとそうではなくて、事前に自分である程度の予備知識が無ければついていけないのです。これは、ディズニーという題目によることかもしれませんが。このクラスでは予備知識が頭に入ってるくらいじゃないとついていけず、前者では教科書を見ながら授業を受けることが出来ましたがなかなか同じようにはいきませんでした。
 
 先生の立ち位置
〈General class〉
立ち位置というのは立っている位置のことで、立場だとかそういう感じの意味ではないです。
先生が前に立ち、黒板に板書しながらマイクで話して...というのが一般的かと思います。
 
〈Disney class〉
この授業では先生が生徒の席のすぐ横で話し出します。そのため必然的に先生と生徒の距離は近くなり、先生が質問を投げかける場面も生徒が意見を飛ばす場面も双方とても多くなります。よく、「日本の学生は消極的でなかなか授業に"参加"しようとしない」という苦言が呈されますが、もしかしたらそれは先生側にも当てはまるんじゃないかなとふと思いました。
 
学生の雰囲気
〈General class〉
これは高校と大差ないでしょう。板書をノートに写し、たまに当てられると頑張って答えて...。講義室で基本的に聞こえるのは先生の声だけですね。語学の授業でも、当てられなければ答えない、というスタンスの人が多いように思いました。
 
〈Disney class〉
言ってませんでしたが、このクラスでは受講者のほとんどが留学生で日本人はほぼいません。
そのためか、先生が何かしら話題を振るとすぐに大勢が手を挙げ口々に話し出すという、かなり活発な雰囲気でした。先ほど同じことを言いましたが、悪いところ、とまでは言えませんが日本人に足らないのはこういうところなんだなと思いました。やはり、先生だけでなく学生も講義の主体になっている方が楽しく、また身になりやすいかなという気がします。
 
さてさて、色々書きましたが今回はこのディズニーの話題ではなくて、大学の授業の雰囲気なんかを知ってもらえればいいなと思って書きました。
これを読んでいるみなさんの中には英語が得意な人もそうじゃない人も半々ぐらいいることでしょう。でも、大学生になると英語"で"勉強する機会が増えてきます。英語でしか学べない知識を苦もなく取り入れられるようになりたいものですね。それではまた次の記事でお会いしましょう!