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学生からみた授業

海老原くんから見た授業-大学院授業について-

こんにちは。理学研究科の海老原です。今回はお約束通り、大学院での授業形式について紹介します。でもその前に高校から大学までの授業形式の違いについておさらいです。

 

まず、高校までの授業と言ったら501コマで6-7限目あたりが平均的な授業スケジュールだと思います。曜日によって1限目国語・2限目英語・3限目数学など授業科目が決まっているのが普通だと思います。しかし大学では、1コマ90分で1日5限目まで授業を入れることができます。高校までの授業形式と大きく異なっているのが、授業時間と授業を選択して履修することができるという点です。例えば、最大15コマ(5限目)まで授業を履修することができますが、逆に言えば、授業がない時間を作ることもできます。朝早いから1限目の授業は履修しない、夜遅くまで学校にいるから5限目も授業を入れるなど個人のスケジュールによって、自分だけの時間割を作ることができます。

 

しかし、大きな落とし穴なのが「必修科目」です。授業を選択して履修することができますが、その学部学科によって必ず履修しないといけない科目ももちろんあり、履修しないと卒業ができない!!!!なんてことになります。(例えば生物学科なら実験の授業や基本的な生物学の専門授業は必修になります。)

 

そしてもう一つポイントなのが、授業を受け、テストを受けたからと言って必ずしも単位がもらえるわけでもないことです。出席回数やテスト、レポート課題などで一定の合格点に到達しないと、「来年もこの授業受けてくださいね☆」なんてことになります。なので勉強をして、みんなきちんと単位を取って卒業する為に必要な単位を集め、卒業していきます。これが大学の授業スタイルです。

講義室の風景

そして大学院の授業についてですが、大学院では所属する研究科(学部の延長線)と専攻によって授業の履修方法が変わってきます。ここでは、どの学部でも共通であることについて説明します。まず大学院は大きく分けて二つの課程で学生の立ち位置が変わります。一つは博士前期課程と呼ばれるものです。この過程で卒業すると「修士」の学位がもらえます。そしてもう一つが博士後期課程です。この過程で卒業すると「博士(はくし)」の学位がもらえます。基本的に大学を卒業して「学士」の学位を貰って、修士⇒博士と進むのが一般で、その都度就活して、理系の人は修士を取って就職というのが一般的です。授業はほとんどが博士前期課程だけで終わり、博士後期課程になると、卒業する為に取らなきゃいけない授業というのが、研究室内でのセミナー以外は基本的にありません。

 

また博士前期課程では授業がほとんどなかったりします。今現在、自分は大学院博士前期課程1年生ですが、定期的な授業は週1コマの2時間程度の授業のみです。これに加えて、単発的に開催されるセミナーや短期的に開講される集中講義、研究室内での授業が合わさり卒業単位となります。セミナーや集中講義は違う大学の先生がやってきて、学生に研究の話や学問的なトピックスを話に来てくれます。なので、ここまで説明してきた大学の授業とまた大きく変わった形で授業が行われています。短期セミナーについては、授業をする場所、日時を常に各学部の掲示板を確認する必要があります。

掲示板の様子

そしてもう一つ違っているのが、座って受ける授業というのが少ないということです。もちろん座学の授業もありますが、基本的に研究室内で行われる演習の授業に関しては、パワーポイントなどを使って人前で発表する形式がほとんどです。その為「勉強」というよりも「プレゼンテーション」という感じで授業を進めていきます。といっても全く勉強しないといったら嘘になります。なぜなら発表する内容というのが、自分の研究テーマに沿った最新の英語論文や文献についての説明だからです。初めて耳にする用語や初めて見るデータを解釈する為に、インターネットや専門書を読んで調べないといけません。プレゼンを聞いている人以上に知識を理解しないと説明もできません。なので、あらかじめ計画を立てて、文献を読んでいかないと、自分の実験やほかの授業と重なり、忙しい毎日を送ることになります。とは言っても、高校、大学のように学んだことを試験のように記憶して問われることはあまりなく、成績評価はだいたいがレポートと出席、発表点などで決まります。

学ぶ範囲も決まっていて、教えてくれる人がいた高校、教えてくれる人はいるけど学ぶ範囲は基本的なこと以外は決まっていない大学とは違って、大学院は勉強することも決まっていなければ、教えてくれる人もいない、そんな授業形式だと思います。(インターネットや専門書を読んでも分からない論文のデータの解釈や結果の見方などは、同じ分野の先生が教えてくれたり、学生同士で解釈を議論したりすることは多々あります。)

 

こんな感じで、大学院生といっても僕みたいな博士前期課程の学生は授業に追われるというよりも実験を優先して研究に取り組むことができます。

これはあくまで理学研究科(理学部の延長)のみに言えることですので、もしかすると文系や医学系あるいは理学研究科内での専攻によってはまた多少は異なるかもしれません。詳しくは各ホームページでも確認できるので、気になる方は名古屋大学ホームページでご確認ください! 

 

それではこの辺で!