
高橋 基比呂
経済学部卒業生(2018.3現在)
出身地: 埼玉県
2016/09/24
サイエンスフェスティバルに参加しました。
9/24に名古屋大学で開催されたあいちサイエンスフェスティバル2016のオープニングイベント「ふくし×テクノロジーで未来はどうなる?」に参加しました。あいちサイエンスフェスティバルというのは愛知県全域及び周辺地域で開催する地域科学祭です。この地域に科学やものづくりを気軽に楽しむ文化をつくるため、2011年から毎年秋に開催されてきました。今回の講演のテーマは「ふくし×テクノロジーで未来はどうなる?」です。現代では地域医療や福祉の現場でロボットが活躍することも珍しくありません。しかし、医療や介護の現場にロボットを導入することについてまだまだ不安や疑問はたくさんあります。今回の講演はそんな福祉やテクノロジーについて現場と研究開発者が一緒に考えていく機会です。講演は4人の方がお話をされました。テーマは講演順に「テクノロジーは介護・看護の現場を変えるのか?」、「パナソニックにおける介護ソリューション開発・商品化取り組みの紹介」、「IoTを基盤にした地域包括ケア」、「人の心を豊かにする神経学的セラピー用ロボット・パロ」でした。1つめの講演では介護従事者が不足しているのは日本だけでなく、世界的な動向であること、介護ロボットの導入をめぐる現場の意見、テクノロジーも大切だが、介護の改善には人材が大事といったことが触れられました。2つめの講演ではベッドから車いすへの移動を支援する介護ロボットの開発やそのコンセプトについて触れられました。3つめの講演ではIoTを基盤にした地域の福祉や地域の力で高齢者の自立と高齢者の支え手を増やすことが重要であるといったことが触れられました。最後の講演ではロボットを使ったセラピーやそのメリット、実際に患者にロボットを使用した場合のデータに関して触れられました。あいちサイエンスフェスティバルでは今回の講演以外にも子供から大人まで楽しめる企画が80以上開催されています。是非一人でも多くの人が科学に関心を持ってもらえればなと思います。